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コラム・holiday

2020.09.18

Vol.04 PTA

ここ4 年間、子ども達が通う小学校のPTA オリジナルグッズのデザイン、プロデュースのお手伝いをさせてもらっています。
PTA から家庭に注文書を配布し、希望者が期日までに提出し、PTA からT シャツ製造会社に受注をし、定めた日時に現金とグッズを引き換えるシステムです。売上は全て、学校側が希望する備品の購入費に充て寄贈をしています。

 

年々、デザイン、アイテム選びには(自分で言うのも何ですが)こだわっていて、デザインに関しては、今年は鉛筆モチーフと音符モチーフとしました。今年の春から未曾有の状況となり、まさかの休校、自宅学習を親子で経験した際に、今まで当たり前だと思っていた、学校に行って勉強をするという事が、実はとても貴重な事なんだと気付かされたのもあり、初心に帰るという意味でも、勉強イコールなアイコンの「鉛筆」シリーズと、シンプルにリズム良く学校生活を送って欲しいという気持ちを込めた「音符」シリーズとしました。

 

アイテム展開としては、恒例の5 色ずつ展開のT シャツと今年のレジ袋有料化の動向を踏まえつつ、子ども達が汚しても比較的洗いやすいビニール素材のエコバッグとなりました。

 

結果、たくさんの子ども達、保護者・先生方が今年も購入してくれて、学区内に色とりどりの鉛筆、まさに色鉛筆と身長差が生み出す様々な音階が町に登場しました。

 

 

 

少し前の話になってしまいますが、過去に2 年間、PTA 会長を務めさせてもらったことがあります。
今でももちろんそうですが、日々楽しく、心地よく生活させてもらっている葉山に、自分なりに恩返しする方法は無いか?を考えていた時に会長就任のお声がけをもらい、PTA 経験ゼロでしたが、根拠の無い自信があり、引き受けさせてもらいました。

 

PTA 会長をやっていたんです、という話を周りですると、ほぼ決まって「大変だったでしょ!?」という言葉を頂きますが、ごめんなさい、もうそれはそれは、めちゃくちゃに楽しくて有意義な時間でした。(たまに仕事よりPTA 活動を優先してしまっている時期は、妻や社員に冷たい視線を浴びせられていましたが、、、)

 

僕の仕事は「アートディレクター」です。デザイン、コミュニケーションを活かして物事をより良く、より楽しくするというのが役割だと思っています。なので、PTA でも会長という、まさにディレクターのポジションで、子ども達の学校生活がより良く、より楽しくなるために、保護者と学校が連携して、可能なら楽しく務める環境を作ろう!という強い思いがありました。

 

過去のPTA 活動を否定することなく、代々引き継がれてきた情報や仕組み、事柄、制作物をより良く、より楽しく展開する方法を皆んなで工夫出来ればと。

 

 

ITTEKIさん

先ず、行ったのが自分たちのPTA に固有名詞、愛称を付ける作業でした。

学校の名前は葉山町立一色小学校。
先述した想いも伝わりつつ、学校名とも絡めたものを色々と考えた結果、自画自賛ですが良い物が誕生しました。

その名も「ITTEKI さん」。コンセプトは「PTA 会員がそれぞれ出来ること、笑顔の一滴を持ち寄って、一色小学校を笑顔で満ち溢れる学校にしよう!」です。このキャラクター・ロゴ・会長の想いを初回の会議でプレゼンテーションさせてもらい、お陰様で満場一致で認めてもらいました。

 

コンセプト・方向性が決まってからは、これを基に様々な展開を行いました。
「お仕事帰りのお父さんも読みたくなっちゃうお便り」の編集・デザイン、ベルマーク集め促進キャンペーン「ベルとマークの物語」、冒頭で述べたT シャツなどのオリジナルグッズ制作、販売。各種、PTA 主催イベントの演出、子ども達の夏休みの宿題をキュレーションして、校内の空室を使ってのギャラリー(この活動は、Dressing Vol.2 で取り上げたholidaymuseum に繋がっていきます)、友人で全国各地で移動上映を行なっているキノ・イグルーのトークショーと上映会、ジャズバンドを結成している校長先生のサプライズライブなどなど、PTA 役員、会員、先生方や地域の方々に多大な協力を頂きながら実行することができました。

 

子ども達に道端で「ホリデー!」と呼ばれ始めた時点で、「お、なかなか良い環境になって来たぞ」と感じました。

 

 

お仕事帰りのお父さんも読みたくなっちゃうお便り

校内の空室を使ってのギャラリー

イッシキッザニア

イッシキッザニア

キノ・イグルーのトークショーと上映会

 

「子ども達の学校生活がより良く、より楽しくなるために」と先ほどは言いました。決して嘘ではありませんが、実はもう一つ強い想いがありました。
それは父親としての「子育て」。PTA をやるということは、もちろんその学校に我が子が通っています。

 

自分が出来ることを学校のために頑張れば、それは必ず我が子にまで伝わるし、PTA の皆んなや先生方、地域の方々とコミュニケーションを図りながら物事を進めていく姿を、俗に言う「親父の背中」を見てくれるんじゃないか!?と言う気持ちがありました。

 

今では町にたくさんの知り合いが出来ました。家族で歩いている時に、知り合いの方々と交わす挨拶に、子ども達も積極的に参加する姿を見て自分なりの子育ても出来たかな、と自負しています。PTA、オススメです!

 

 

holiday <クリエイティブユニット>

アートディレクターの堀出隼と料理家の堀出美沙から成るクリエイティブユニット。“ make everyday happy(毎日を楽しく)”をコンセプトに、アート&フードディレクション、ケータリング、空間演出、ディスプレイ、イベント企画、オリジナルグッズプロデュースなど「食とデザインとアート」を中心に活動中。2018年1月に葉山一色に食堂・アトリエスペース「HOLIZONTAL」をオープン。

holiday公式サイト | Instagram: @holizontalhym | Instagram: @weareholiday |

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