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イベントレポート

2020.01.29

衣食住の視点で考える「わたしと暮らしとつながるSDGs」イベントレポート

2019年12月19日にシティラボ東京にて「わたしと暮らしとつながるSDGs」イベントを開催しました。SDGsが遠い存在ではなく、私たちがもっと身近に考えたくなるきっかけを作ろうと企画。衣食住の視点から様々なフィールドで活躍するゲストのトークセッション、フードロスを減らすアイデアを具現化した美しいケータリングフードや森林の生態系を守る天然のフレグランスなど「楽しい、おしゃれ、美味しい!」を感じる場になりました。

そもそもSDGsって何のこと?

SDGsとは「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALs」の略。社会のさまざまな課題を解決し世界を持続可能なものとするために国連で採択された2030年までに達成すべきとされる17の目標です。 簡単に言えばSDGsとは ”全世界全ての人たち”が”幸せ”に”人らしく生きる"ため、みんなで取り組んでいく目標です。ブルーモワでは、その目標と私たちの日常を「楽しくワクワクするアイデア」でつなげて取り組むきっかけとして今回のイベントを開催しました。

ファッションにもエシカルな考えをークリス-ウェブ佳子さん

ファッションとSDGsは一見結び付きにくいですが、最近では人や環境に配慮をしたエシカル(倫理的な)なファッションが注目されてきています。というのも、「より安く・よりたくさん」というファストファッションの流行の影で、不当な低賃金や過酷な労働環境で搾取されている人々や環境破壊等の問題が認識されてきました。リサイクル素材の利用、素材生産や加工時のオーガニックな視点、長く大切に使う工夫など、様々な要素でエシカルな消費を考慮したファッションが必要という意識が世界各地で上がってきています。今日着ているカシミアのセーターは高3のころに買ったものですが、今も大切に着ています。ファストファッションが悪という考え方ではなく、安さや流行にまどわされずに自分が欲しいものを見極めることもサスティナブルなのだと思います。

モデル・コラムニスト/クリス-ウェブ佳子さん

農地も森林も一つにつながる生態系 ー フプの森 亀山範子さん

「フプの森」は、SDGsの達成にむけた最先端の取組みで有名な北海道下川町に拠点を置いており、町内でトドマツという木を伐採したときに出てくる、林業では使われない「枝葉」の部分から精油を抽出して、様々な製品を作っています。以前、有機農産物流通の会社で働いていた時は、農地を守ることに関心がありましたが、そのうち農地だけでは不十分、森林も守ることが生態系の保全につながると考えるようになりました。そして森林に関わる仕事を探したところ、縁あって下川町森林組合に就職し、事業化の真っ最中だったトドマツ精油事業の担当者となり、林業の厳しさ、そして清々しさを知りました。田舎の産業は製品だけではなく雇用も生み出すことになります。ビジネスにもサスティナブルな視点が必要ですし、正しいビジネスとは何かを考え続けています。

ブルーモワとコラボしたルームフレグランス

フプの森/亀山範子さん

「もったいない野菜」の新しい価値を生み出す ー FARM CANNING 西村千恵さん

「畑を日常に」をコンセプトに、畑作りから収穫物の瓶詰めまでの年間クラス、ファームキャニングスクールを主宰しています。無農薬栽培、有機栽培といった持続可能な農業に従事する生産者から、 色や形が不揃いといった理由で規格外となる「もったいない野菜」を直接仕入れ、瓶詰めの製造販売やケータリングの食材として使うことで、持続可能な一次産業をサポートしています。日本では生産量の1/3もの野菜が捨てられていますが、地産地消で美味しく食べることが大切だと思っています。今日のメニューもそんな一例。またパンの耳を原料の一部に使用したビールやコーンスターチと竹の繊維で作った食器も持ってきました。味わってみてください。

FARM CANNING/西村千恵さん

もったいない野菜の人参

食器やディスプレイにも環境配慮したフード

住まいの視点からも取り組むSDGs

東京建物では「住まい」の視点から、目標11の「住み続けられるまちづくり」をはじめとした、さまざまな事業でSDGsに取り組んでいます。既存の緑地を保存しながら、集合住宅の再生を実現した「Brillia 多摩ニュータウン」。東京都初のゼッチ・マンション認定を受けた、断熱性の高い建物と高性能な省エネ設備・機器を採用した「Brillia 弦巻」。多様化した現代女性のニーズに応える、 働き続けやすい、家事分担がスムーズに行える商品企画やサービスの提供により、女性の社会進出を支援するブルーモワ・プロジェクト。日常生活からSDGsを取り入れる仕組みづくりに参加しています。

「これからはきちんと考えて選びたい」

イベント参加者に感想をお聞きしました。

Aさん:下川町について興味があって参加しました。最近は世界的に災害が多く、私たち一人ひとりがSDGsについて、きちんと取り組む必要があると思います。人間だけではなくネコやイヌ、虫、植物など生きているもの全てがいとおしいと感じます。

Bさん:今まで食べ物を選ぶときにコスト重視で安ければいいと思っていましたが、これからはきちんと考えて選びたいと思いました。生産者の方から直接送ってもらえる方法を選んでみるのもいいなと気づかされました。お料理やコーディネイトがおしゃれなので驚きました。

Cさん:最初は不動産会社とSDGsが結びつかなかったのですが参加してみて驚きました。特にファッションや住まいとSDGsの考え方に意外に関係があるとわかりました。今まで家を買うということが遠くに感じていましたが、環境負荷の少ない住まいを選ぶこともSDGsになるとわかり、俄然興味がもてました。


<イベントを終えて>
100名近い皆さまにご参加いただき、SDGsが非常に関心の高い事柄だということがわかりました。また、みんなの問題解決や目標の実現に向けて自分ひとりから変わろうとする気持ちが伝わり、ブルーモワでは今後もSDGsをもっと身近に取り入れられる仕組みや取り組みを考え、皆さまと一緒に目標項目の実現に向け動いていきたいと思いました。

仮画像

クリス-ウェブ佳子さん

モデル・コラムニスト 島根生まれ大阪育ち。VERY専属モデルとして活動する傍ら、商品・空間プロデュースやトークショーなどでも活躍中。「旅」と「インテリア」をライフワークとしている。 書籍「考える女」(光文社刊)「TRIP with KIDS-こありっぷ-」(講談社刊)ブルーモワサイトにてコラムを連載中。

公式Instagram(外部リンク)

亀山範子さん

北海道下川町 フプの森(取締役) 東京生まれ、東京育ち。帯広畜産大学畜産環境学科に入り、専攻は畜産害虫学。卒論のテーマはカメムシの生態で、生態系を考慮し農薬を使わないで害虫をコントロールする生物農薬に興味を持つ。森林由来の製品製造販売(主に精油関連商品)。研究開発担当。

フプの森公式サイト(外部リンク)

西村千恵さん

FARM CANNING代表 東京生まれ、逗子在住。高校時代のドイツ留学にて、ベジタリアン・元ヒッピーのシングルマザーだったホストファミリーの生き方に多大な影響を受ける。オーガニック、フェアトレードなどのエシカルな分野に従事。葉山に越してから自然の恵みをダイレクトに感じる暮らしに魅了され続け<FARM CANNING>を設立。

FARM CANNING公式サイト(外部リンク)

イベント会場<シティラボ東京>

シティラボ東京(City Lab Tokyo)では、さまざまな主体によるイベントや定期プログラムが開催されています。開催予定のイベントや開催後のレポートなどをシティラボ東京公式Webサイトまたは公式フェイスブックでお知らせしています。ぜひご覧ください。

公式Webサイト(外部リンク)公式フェイスブック(外部リンク)

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