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暮らしのカタチ

2020.11.25

【holidayと考えた】通いたくなるゴミ置き場 ”GOMMY”station!

ゴミ置き場のイメージを変えるプロジェクト

2020年11月に入居開始するブリリア西国立で、ブルーモワが提案したプロジェクトがカタチになりました。その名もGOMMY(ゴミー)!ゴミ置き場をハッピーにするプロジェクトです。マンションのゴミ置き場について、私たちは以前から問題意識がありました。長年継続している入居者へのヒアリングで、ゴミ分別や衛生環境について常に声が上がります。これまでは運用ルール遵守の徹底に頼るしかありませんでしたが、今回ブルーモワでは「ゴミ置き場が変われば、意識も変わるのではないか」と視点を変えてみて、空間デザインでの課題解決にチャレンジ。ブルーモワwebサイトのコラムでお馴染みのholidayさんをコミュニケーション・デザイナーとしてお迎えし、ついに、通いたくなるゴミ置き場「GOMMY」が完成しました。


名称をゴミ置き場からGOMMY(ゴミー)へ

holiday:このプロジェクトに関わるきっかけは、ブルーモワメンバーの鈴木さんが僕たちのイベントへ来てくれたことです。holidayらしさを表現したクリエイティブや考え方、コミュニケーション・デザインを楽しく知ってもらうイベントで、僕が駅長になり「holiday station」としてご案内しました。その後もブルーモワメンバーの皆さんで、holidayが運営する葉山の食堂「HOLIZONTAL」へご飯を食べに来てくれましたね。そして鈴木さんから「あるマンションのゴミ置き場を楽しくしたい」とオファーを受けました。ゴミ置き場の課題は「分別がよくわからない」「できれば行きたくない」「ニオイや汚れが気になること」と明確でした。生活に密接している場所なのに、マイナスイメージの多いゴミ置き場。その印象をチェンジするコミュニケーション・デザインを考案しました。

小学校PTA活動での経験がヒントに

holiday:まずは名称を考えました。ゴミ置き場ではなくて、もっと愛着が持てたり、気持ちがハッピーになる呼び名にすると、暮らしている人とゴミ置き場の関係性が変わるのではないか。そこで提案したのがGOMMYです。ロゴもGOMMYの頭文字のGをベースに作りました。「GOMMYに行ってくるね」「あ、今日はGOMMYの日だ」と日常の言葉が変わると、印象も変わります。名称やロゴの影響力は、小学校のPTAでも感じていました。PTAという言葉にはなぜか真面目で堅苦しい印象がある。ちょっと面倒だなと思いますよね。僕はPTA会長という立場で、「イッテキさん」という名称とロゴを作ってみたんです。そしたらPTAに対する空気感が変わりました。Tシャツを作ったり、イベントをプロデュースするなど、保護者や子どもたち、先生たちにとって、PTAがもっと身近で愛着のあるものになりました。PTAの新しい世界観を作ったように、ゴミ置き場の新しい世界観を作る。そんなことを意識しました。

*holidayさんのPTA活動の詳細はこちらのコラムをどうぞ https://bloomoi.brillia.com/column/1769/

楽しさやユーモアに溢れたデザイン

holiday:デザイン提案の当初は、天井からグリーンをぶら下げる案などを出してディスカッションを重ねました。管理や衛生面といった観点で取捨選択した結果、天井はグリーン、床はブラウンの塗装で視覚的に自然を感じさせるものにしました。照明は、通常使われることの多い蛍光灯ではなく住まいで馴染みのある温かいライティング。誰にでも分かりやすいように、ピクトグラムは種別ごとにイラストを描いて、小さなお子さんがまだ文字を読めなくとも視覚的にパッとわかるものにしました。GOMMYと繋がりを持たせるように、それぞれがキャラクターとして存在しています(全てのピクトグラムのイラストに目がある)。外国籍の方でもわかるように英語表記も合わせて記載しています。プレートカラーはポップで明るい気持ちになるカラーでありながら、機能性も加味しました。ブリリア西国立のある立川市の「ゴミ分別マニュアル」を事前に読み込んで、プレートカラーを行政指定ゴミ袋のカラーに寄せています。例えば、燃えるゴミの袋はイエローなので、GOMMYのプレートもイエローにしてリンクさせています。それも分かりやすさのデザインですね。またプレートを吊るしているバーやS字フックはブラックにしてインテリアのデザイン性を高めています。実は直前のチェックではS字フックがシルバーだったんです。でもインテリアの統一感を持たせたいし、世界観を崩したくないという気持ちがあって、ギリギリでしたが修正をお願いしました。

ブルーモワ:黒いS字フックを探しましたが見つからず困っていたところ、施工担当の方が細いチューブを用意して、ひとつずつS字フックに通して手作りしてくださいました。やるなら妥協せずとことんやろう!と。やっぱり仕上がりを見ると素敵になりましたし、やってよかったですね。


ゴミ置き場は暮らしのバックヤードだけど、生活者の日常でもある

ブルーモワ:光が当たりにくいゴミ置き場をデザインしても、その価値は理解されづらいかもしれません。でも実際に住む人の立場になれば、ゴミ出しは生活の一部であり、日常です。ブリリアで暮らす人の日常を思うと、その全てが心地よい時間になると幸せですよね。暮らしのバックヤードであるゴミ置き場がGOMMYとして、暮らしに楽しさを感じてくれるといいですね。またGOMMYに愛着を持ってくださり、ゴミ分別の意識が高まり、このスペースへのリスペクトが生まれることで、ここで働く清掃員の方々も気持ちよく仕事ができ、入居者との良い関係性が構築できると良いと思います。

GOMMYに愛着が持てれば、ゴミに対する意識も変わる

holiday:SDGsをはじめとする地球環境への配慮について、いろんなところで声高に言われますが、僕は、その環境づくりをもっと身近に、日常的に意識するための「環境づくり」をデザインしたいですね。正直に、「あ、可愛いな!楽しそうだな!」という感覚を生み出すというか。もちろん意義があって、重要なことだけど、あまりに堅苦しくて真面目すぎると面白くないし、心が動かない。社会問題を自分たちのフィルターを通じて眺めて、ユーモアのあるアイデアで解決していきたい。つい先日も、施工している方々が、現場作業に来てGOMMYを見た瞬間に「この空間は楽しいなあ!」と素直なリアクションで言ってくれたんですよね。何もデザインの背景を知らない人がそう言ってくれて嬉しかったんです。このプロジェクト成功したと思いましたね。

日常の暮らしの細やかなところに思いを向けると、ゴミ置き場だけではなくて、駐輪場やパーキング、また管理室など、心地よい暮らしを支えるいろんな場所や人々がいます。表向きな場所だけきらびやかにするのではなく、暮らしを作る全てに意識を向けて、真の心地よさや幸せを追求すること。そんな眼差しを持ちながら、暮らしの提案を考えていきます。holidayさん、ありがとうございました。

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