トップ > 暮らしのカタチ > 【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間

暮らしのカタチ

2020.12.23

【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間

【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間

誰もが自分らしくいられるわが家

2021年2月に入居開始となる「ブリリア目黒青葉台」。のモデルルームのコーディネートを担当したのは、インテリアは“一生の趣味”だと教えてくれた、モデルでコラムニストのクリス-ウェブ佳子さん。「一番好きな場所はわが家」をコンセプトに、“社交の場”としての可能性を秘めた、リアリティのある素敵な空間を作ってくれました。今回は、サポート役を務めたインテリアスタイリストの守 真史さんとともに、モデルルームのポイントや自分らしい住まい作りへの思いを語ってもらいました。

モデルルームを手がける上で、はじめに考えたこと

佳子さん:まず、この家でどのような時間を過ごしてもらおうかを考えました。ここはDINKSを想定した物件。目黒区青葉台は素敵な飲食店がたくさんあるエリアなので、友人とみんなで食事を食べた後、最終的にここへ来てみんなでもう一杯を楽しんだり、週末は家に友人を招いて食事をしたり、SNSで自分の暮らしを発信することが習慣化している人を住み手に想定しました。なので、大切な人を招くホスピタリティ溢れる社交の場として、ベッドルームまで行き来して楽しめる、“勝手が効き、身勝手でいられる”、そんな住まいを作りました。

【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間

守さん:僕も目黒区在住ですし、佳子さんも10年近くご近所に住んでいます。コーディネーターを地域と結びつけて選出しているのは、モデルルームを作る上で非常に珍しいですよね。それだけ、エリアと密接に作ることを意識している物件なのだと思います。細かいことを言えば、この部屋にはテレビがありません。普通のモデルルームならテレビがあるのは当然だと思うのですが、このエリアに住む人ならば、一概にテレビを持っているとは限らない。レイアウトの自由度も格段に上がりました。

もの選びに時間をかけて、リアリティのある空間に

佳子さん:今回モデルルームをコーディネートするにあたって、もの選びにはとても時間をかけました。家具やオブジェはもちろん、壁紙やラグ、照明、戸棚にしまっている食器類や洗面所のスキンケアアイテムなどのディテールまで、すべて気持ちを込めてセレクト。なかには、実際に私自身が愛用しているものもあります。また、家具や小物の配置も、動線を意識しながら細かく調整。マネージャーにも、「ここまでやるんだ!」と驚かれたくらい(笑)。

【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間

インテリアは、一生の趣味。年を重ねるとともに、暮らしやすい空間は変わるもので、今、自宅にあるインテリアは時間をかけて、ひとつひとつ選び抜いてきたもの。今回は限られた時間のなかで、住み手が暮らしてきた時間を作り上げなくてはならない。だから、花瓶ひとつを選ぶのにも何百個と見て、たどり着くまでに何時間とかかりました。部屋全体にエイジング感を作り込むことで、人の気配を感じてもらえるのではないかと思います。また、イメージのものが見つからなかった玄関の大理石の棚は、コンパクトな空間に合わせて守さんにオリジナルでデザインしてもらいました。

【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間

守さん:一般的なモデルルームのコーディネートは、あるひとつのテーマを決めて、それに沿って表現していくもの。ですが、佳子さんと僕はひとつの言葉やテーマに縛られる空間は、なんだか人の気配がなくて物足りないと思っていて。モデルルームだけど、そこに時間の積み重ねがあるように、人が長く住んでいるように見せることを意識しました。それがひいてはリアリティに繋がるのではないかと思っています。

もの選びのインスピレーションはどこから?

佳子さん:好きなことなので普段からいろんなところで情報収集しています。お店へ出かけたとき、素敵なソファやテーブルに出会ったら「どこのですか?」と直接聞いてみることも多いですね。また、「このテーブル使いやすいな」と思ったら、私は手の平が15cmなので手で寸法を測ったり。最近ではもう目分で測れるようになって、38cmとか細かい数字まで当てちゃいます(笑)。去年までは旅行もたくさんしていたので、ホテルのインテリアも好きでよくチェックしていました。日本でも友人のお家へ遊びに行くと、とても刺激を受けたり。やっぱり「これどこの?」とすぐ聞いちゃいます(笑)。

【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間

守さん:僕も気になったものがあるとすぐに家具や雑貨の背面をみて、ロゴやタグをチェックしたり、使いやすいものがあると寸法を測ってしまいます(笑)。また、ファッションから色の組み合わせを学ぶことも多いですね。インテリアのトレンドって、以前はもっとスローだったと思うのですが、今はサイクルが上がってきて、ファッションと密接になっていると感じます。

【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間

インテリアは佳子さんのセンスが光る、ミックステイスト

守さん:家具や小物、壁紙のセレクトは佳子さんがすべて手がけてくれました。このモデルルームも佳子さんのご自宅もですが、さまざまな年代や国、スタイルをミックスする感覚が本当にすばらしい! 情報収集をすることにも非常に熱心で、いい意味で業界の慣例にとらわれない、オリジナルの感覚が唯一無二のモデルルームを生み出してくれました。

佳子さん:忘れがちなトイレもこの物件は見所です。トイレの壁紙は「マイアミ」という名前がついているのですが、実はリビングのモロッカンラグとリンクしているんです。去年まで旅をしていたモロッコは、赤土で練った建物が並ぶ、バラが有名な、まさにピンクの街。国境を越えた色のイメージで、つながりを持たせてみました!

【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間 【クリス-ウェブ佳子さん・守 真史さんと考えた】 暮らしを高めるインテリア。自分らしくを叶える住空間

海外の珍しい家具や照明も必見!

佳子さん:日本の家は海外の家と比べて天井高がなく、シーリングについてこだわりがない人が多いのですが、灯りは空間の目的を明確に演出してくれるもの。なので、照明には特にこだわりました。ダイニングテーブル上の存在感のあるシーリンググランプは、フランスの〈MARKET SET〉というクリエイティブ集団が作っているもので、日本での取引はこれが初めてだったそう。

ベッドルームのベッドと鏡、ベッドサイドテーブル、オーディオルームの家具はラグも込みですべてアメリカの〈CB2〉というインテリアショップから個人輸入しました。英語のメールを何通もやりとりして、ようやく取引成立。つい最近、日本語のサービスも始まって、購入しやすくなっています。

社会環境によって変化する住空間と、インテリアのこれから

守さん:家にいる時間が増えて、これからはみんながそれぞれのオリジナリティに富んだインテリアに目を向けるのではないかと思います。それはある意味、インテリアへの向き合い方が成熟すること。住まいのインテリアは、「〜スタイル」や「〜テイスト」とパターン化されがちですが、本来自分が居心地よくアレンジしていくことが、インテリアの醍醐味だと思うんです。今回、佳子さんがたくさんの家具を海外から輸入したのも、日本にはなかったからという理由が大きいはず。欧米はインテリアの市場が大きくて、いろんなものを選べる環境があります。ですが、日本国内だけですべてを調達しようとするとどうしても似通ったものになりがち。日本は売っても買う人がいないから、市場が小規模なんです。もっとたくさんの人がオリジナルなものを探そうと思えば市場規模も広がるし、これからもっとおもしろいインテリアが日本で生まれると思います。

佳子さん:まさにそのとおりですね。居住空間に求める主軸が、利便性や効率性ではなく、安らぎや自分らしさを求めることへ変わって、一番好きな場所はわが家だと気付ける人が増えていくのではないかと思います。


完成したモデルルームは、おしゃれでハイセンスなだけではなく、住む人の暮らしをリアルに想像しているから、ほっと落ち着ける生活感も感じられるのだと思います。部屋を見れば、住み手の人となりがわかる、そんな写し鏡のような個性溢れる部屋を作ることは、住む人はもちろん、訪れるゲストにとっても楽しくて居心地がいいものなのだと気づかせてくれました。クリス-ウェブ佳子さん、守さん、ありがとうございました!


Photo : Shinji Serizawa
Text : Runa Kitai
Stylist : Yutaka Asakura(クリス-ウェブ佳子さん)
Hair & Make-up : Hitomi Akiyama[PEACE MONKEY](クリス-ウェブ佳子さん)

 

Tokyo Compact Life「コンパクトな間取りで、自分らしい暮らしを実現するには?〜クリス-ウェブ佳子さん編〜Tokyo Compact Life「コンパクトな間取りで、自分らしい暮らしを実現するには?〜クリス-ウェブ佳子さん編〜」

クリス-ウェブ佳子 プロフィール
モデル/コラムニスト/ラジオパーソナリティ
1979年10月、島根生まれ、大阪育ち。4年半にわたるニューヨーク生活や国際結婚により、 インターナショナルな交友関係を持つ。バイヤー、PRなど幅広い職業経験で培われた独自のセンスが話題となり、 2011年より雑誌「VERY」専属モデルに。ストレートな物言いと広い見識で、トークショーやイベント、空間、 商品プロデュースの分野でも才覚を発揮する。2017年にはエッセイ集「考える女」(光文社刊)、 2018年にはトラベル本「TRIP with KIDS ―こありっぷ―」(講談社刊)を発行。interFM897にてラジオDJとしても活動中。

守 真史 プロフィール
インテリアスタイリスト/プロダクトデザイナー
1981年神戸市生まれ。大学卒業後、2006年からイタリアモダンファニチャーブランド〈Cassina〉の日本代理店〈Cassina ixc.〉に勤務し、法人営業、商品開発、商品企画を経験した後、2011年からは統括VMDを担当。2017年には、自身のインテリア会社〈CIRCOWORKS(チルコワークス)〉を開業し独立。さまざまな色と素材の魅力が同居し、多様な感情を包みこむ、物語のあるインテリアスタイリングを提案。また、2020年秋に立ち上げたプラットフォーム・ブランド〈MORI project〉では、プロダクトデザインも手がける。

Bloomoiインスタグラムにクリス-ウェブ佳子さんご本人が投稿!

 

2021年2月から3月までの2か月間、Bloomoi公式インスタグラムにてクリス-ウェブ佳子さんご本人がBrillia目黒青葉台インテリアコーディネートでのポイントや、こだわり抜いた家具家電の紹介を投稿します。ぜひBloomoi公式インスタグラムもご覧くださいね

Bloomoi公式インスタグラムはこちらから

Share