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"LOVE & PEACEな暮らし"を考える with AI(アイ)

LOVE & PEACEな暮らしを考える with AI(アイ)

東京建物では、次世代に向けた「サステナブルなまちづくり」の実現を目指して、事業を通じてさまざまな取り組みを推進しています。住まいと暮らしの共創プロジェクト「bloomoi(ブルーモワ)」もその意思を反映したプロジェクトの一つ。より多様な価値観を共有するため、誕生から10周年を迎えリブランディングを実施したのを機に、東京建物サステナビリティパートナーのAIさんを招き、“LOVE & PEACEな暮らし”とはなにかを考える対談イベントを開催。2023年2月にオープンした「Brillia Gallery 新宿」にて、サステナビリティ活動家・映像プロデューサーのチュック・ベッシャーさんがファシリテーターを務め、bloomoiに携わる東京建物の社員3人とともに、bloomoiの取り組みや自分らしい住まいのあり方について語り合ったイベントについてお届けします。

※このイベントは、サステナブルなまちづくりに向けた活動と発信の強化を目指すプロジェクト
「DO for Sustainability. with 東京建物(https://www.tatemono.com/doforsustainability/)」とのコラボレーション企画です。

暮らしを理想に近づける、bloomoiの共創プロジェクトに共感

イベント冒頭ではまず、発足から10周年を迎えたbloomoiの活動を振り返りました。2012年、マンションブランドBrilliaから生まれた「働く女性のための住まいの共創プロジェクト」として活動をスタート。そして時代の変化に伴い、性別や年代を越えた多様な価値観、ライフスタイルに寄り添った暮らしを提案できるよう、リブランディングを実施して再始動しました。bloomoiが掲げる"共創”とは、ユーザーのリアルな声を聞き、丁寧に対話を重ねて、課題やニーズを解決する商品や暮らしのアイデアを生み出すこと。住宅賃貸事業部・森坂祐吏は「マンションは非常に高い買い物でありながら、完全オーダーメイドが難しい商品。その中でその"商品”にどれだけ真摯に向き合えるかが大切。お客さまの声に真剣に耳を傾けて、ディスカッションを重ねて丁寧に企画を生み出しています。」と活動に込める想いを語りました。こうした取り組みに対して、AIさんからは「歌をつくるときも共同作業をしますが、マンションづくりをみんなで考えるという姿勢が素晴らしい。この社会にはさまざまな人がいて、それぞれ好みや悩みも違う。人生にはアップダウンがあるけれど、自分の居心地のよい場所があればそれだけで最高だと思う。それを自分の理想に近づけてくれるbloomoiの活動は本当に素敵なもの!」と、励みになるコメントをいただきました。

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「ここに住みたい!」bloomoiの世界観を表現したモデルルームを見学

その後、AIさんはbloomoiのコンセプトブースを見学。ブースでは、共創プロジェクトで生み出した商品や企画の紹介や、新コンセプトを表現したモデルルームの展示をしています。AIさんはまず、入り口の壁に描かれたステートメントの「幸せってなんだろう」の一節に反応。住宅エンジニアリング部・水村真奈は「お家について考えることが、実は自分の幸せについて考えることにつながっている。」と、メッセージに込めた想いを語りました。続いて、壁一面に写真パネルを貼ったスペースでは、これまで実現してきた商品や暮らしのアイデアを展示しています。数ある企画の中から、「ホームパーティーしやすいキッチンにしたい」との声から生まれたフラットカウンターのステージキッチン、また、ピクトグラムやカラーコーディネートで明るく演出したゴミ置き場「GOMMY(ゴミー)」の事例などを紹介。水村は「普段だと裏側になってしまうような場所にも光を当てて、ちょっとでも一日の楽しさが増えるような仕掛けを考えています。」と説明。AIさんからは「ゴミ捨てに行くのは苦だけれどこんな楽しい空間なら会話も弾むし最高。そのうちここで乾杯しましょう!って始まるかも(笑)」とユーモアあふれる感想をいただきました。そして、”アートと緑を取り入れた暮らし”をテーマにしたモデルルームでは、ポスターや観葉植物を配したインテリア、ウォークインクローゼットとワークスペースを融合したユーティリティスペース、洗面室から寝室までのスムーズな動線などが確認できます。モデルルームを一通り見終えたAIさんは、「もう私はここに決めました!ほんとに素敵。こんなところに住みたい!」と一言。bloomoiの世界観とユーザーの声を反映したモデルルームに対し、素敵な感想とともに共感を寄せていただけました。

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“LOVE & PEACEな暮らし”に近づく一歩は「愛、そして思いやり」

後半のトークセッションでは、「"LOVE & PEACEな暮らし”を実現するために家族・街・社会ができること」について語り合いました。AIさんが挙げたのは「愛と思いやり」。相手の立場になって考えること、自分がされて嬉しいことをしてあげること。また、自分の居場所をつくり、“心の余白”を生む時間を持つことが大切とのメッセージをいただきました。東京建物の社員たちは「“LOVE &PEACE”な住まいを提供するために大切なこと」という視点でさまざまな想いを語りました。住宅営業部・浅野智之はマンションの営業担当者として、引き渡しまでの時間に結婚や新婚旅行、出産までライフイベントを逐一報告してもらったエピソードを紹介。「人生のさまざまなシーンを共有しながら、共に感動の未来を築いていると気づいた経験を仕事でも生かしていきたい。」と決意を新たにしました。また、森坂はベビーカーを押して歩く際の動線や段差など、子育てをしながら得た“気づき”を、マンションの廊下の幅や収納スペースの確保などに反映しているのだそう。2児の母でもあるAIさんは何度もうなずきながら耳を傾けていました。さらに、マンションという一つの“共同体”のなかで住民同士の関係を築くことの大切さをテーマにトークが進み、水村は「仲良くなれる住まいづくり、まちづくりは私たちが目指す理想の姿の一つ。私たちがつくる建物や商品の提案をきっかけに、みんなが仲良く、楽しく、思いやりを持って過ごせる関係になれば、ひいてはそれがまちづくりにもつながっていくはず。」と、想いを語りました。トークの終盤、AIさんが幼少期の地域でのさまざまなシーンを思い出し、こみ上げる感情で涙ぐむ場面もありました。「同じマンション内で交流することは子どもたちにとって人生の勉強にもなるし、ひとりじゃどうしようもないときの支えになる。」との言葉に、参加者全員が深くうなずきました。

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心にゆとりのある暮らしが思いやりを生み、平和な社会へとつながる

最後に、トークセッションで語り合ったパーソナルな“LOVE & PEACEな暮らし”、そして地域や住民同士のつながりが、サステナブルな未来にどう関わっていくのか、AIさんが日頃から考えていることを話してくださいました。「いま世界で起こっている戦争や揉め事の当事者が知り合いだったら、『どうしてそんなことするの?』『自分がされて嫌なことはしちゃいけないよ』って伝えられるのにと思ってしまう。自分がされて嫌なことは人にはしない、というのは簡単なようで実は一番大切。やられたらやりかえすじゃ、子どもたちの世代になっても争い事は終わらない。もちろん言い方も大切だから、思いやりのある伝え方をしなきゃいけないと思うけれど。私たちの暮らしの“PEACE ピース”を守っていくために何ができるかを、一人ひとり考えていったら世界はきっと変わるはず。」心に余裕のある暮らしがパーソナルな平和を生み、それが周りに対する思いやりにつながり、ひいてはグローバルな平和につながっていくとのお話が胸に響きました。イベントの締めくくりとして、AIさんに「サステナブルな未来に向けての活動の展望」について語っていただきました。「私は歌で人にメッセージを届けていきたい。どれだけ自分の想いを乗せられるか、そして聴いた人が『明日はこうしてみよう』『もう一日頑張ってみよう』と思ってくれるか。大きな展望ではなくて、身近な人、出会った人たちを笑顔にしていきたいと思っています。」

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AIさんが東京建物のために書き下ろした楽曲「BE WITH YOU」には“最高の未来を 作るんだキミと”との一節があります。人々の暮らしをよりよい未来に導くため、多くのユーザーと手を取り、つながり合っていく。AIさんの歌詞は、bloomoiが目指す世界観にも共通します。この対談イベントで得た多くの気づきや想いを、これからの企画に生かしていきたいと想います。

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