bloomoi(ブルーモワ)では子育て世帯を対象にした暮らしの新提案プロジェクト「家事のチーム化*」で、現役子育てファミリーへのアンケート調査やグループインタビューを行い、様々なニーズや声を集めてきました。その集大成として家事のチーム化を叶える3つのプランが完成しました。今回は完成したプランを中心に、住まいづくり完成編をお届けいたします。
*家事のチーム化とは
家事育児を家族みんなで協力し合うこと、ひとりに頼り切らない状態をつくること。家庭によって家事分担や家事のシェアのあり方はさまざま。家族みんなが自分らしくありながら、心地良くいられる暮らしを目指すこと。
*現役子育て世帯262名アンケート調査結果について
Voices:家族みんなが自分らしく。‘家事のチーム化’プロジェクト始動。男女の家事育児分担のリアルとは?
*子育てファミリーのグループインタビューについて
Joint report:家族みんなが自分らしく。家事のチーム化を叶える住まいづくりプロセス編
名もなき家事を減らす工夫と第三の相棒である電化製品の活用を前提にしたプラン
家事のチーム化プロジェクトでは、子育てファミリーを対象にしたアンケート調査やグループインタビューを重ねて、家事や育児に関するリアルな声を聴いてきました。家事のピークタイム、男女の家事分担状況、家庭で大切にしている習慣など、多忙ながらも家族みんなが自分らしくいられるようにお互い協力して日々を過ごしています。
家事のチーム化を実現する住まいづくりにおいて、bloomoiは「家事総量と手間を減らす住まい」、そして「誰でも家事に参加できる住まい」を提案します。名もなき家事という言葉があるほど、暮らしにまつわる雑務は日常に溢れています。ひとつひとつの家事が楽になる工夫を組み込み、家事総量を削減。そして、第三の相棒として電化製品を活用することで、人手が足りない部分や、苦手な家事をサポートする提案をプランに組み込み、誰でも家事に参加できる住まいを目指しました。今回は、「キッチン」・「洗面化粧台」・「住まい全体の電化製品対応」に分けてご紹介します。
料理や洗い物をサポートする家電を活用。家事スキルを問わず誰でも使いやすいキッチン
食事は毎日のことで、子育てファミリーから「負担が重い重要家事」と多くの声が寄せられていました。bloomoiメンバーには子育て世代もおり、家事育児のピークタイムとなる平日の夕食準備・食事介助・片付け(翌朝食の準備含め)を当事者として実感しています。
食事関連の家事は得意・不得意による役割の固定化が生じやすい家事であり、誰でも参加しやすい工夫を凝らす必要がありました。子育てファミリーの家電利用に対する積極的な姿勢も踏まえ、家事スキルを問わないキッチンプランをカタチにしました。
レイアウトは、子どもの様子を見ながら作業ができる対面型キッチン。シンク前の立ち上がりは、周囲への水跳ねを防ぎます。洗い物を省力化できる食器洗浄器は、時短アイテム。またキッチンの作業台にコンセントを設けて、ブレンダーやフードプロセッサーなど調理家電を活用できる設計にしています。みじん切り、すりおろし、離乳食など手間がかかるものを一気に済ませることができます。
背面には食器棚を工夫し、家事をサポートする電化製品(電子レンジ・トースター・ケトル・炊飯器・自動調理鍋)を使いやすい位置に常設可能にしています。冷蔵庫と食器棚の間にマルチスペースを設けて、ウォーターサーバー・ストック収納・冷凍庫など各家庭のライフスタイルに合わせた使い方ができるようにしています。ダストボックスは食器棚の下に隠して収納可能です。
朝のピークにストレスフリーで使える。家族の着替え収納も兼ね備えた洗面化粧台
洗面化粧台は、L字型レイアウトで鏡を両面に設置しています。朝の忙しい時間帯に、家族が並んで使えます。鏡が近くメイクしやすい三面鏡を導入。三面鏡を開くと収納スペースがたっぷりあり、スキンケアグッズ、美容家電、シャンプーなどのストックまで収納が可能です。充電が必要なシェーバーや電動歯ブラシなどに対応するコンセントも使いやすい位置に設置しています。
洗面化粧台は、浴室に接続するスペースです。家族がお風呂上がりに使う「タオル・パジャマ・下着類」を洗面化粧台の下に収納することができます。クロゼットから取り出して用意する必要がないので、家事育児のピークタイムを緩和してくれます。また乾燥まで仕上げる全自動洗濯機を使用すれば、洗濯関連の家事を省力化が可能に。洗面化粧台にドライゾーンを設けていることで、タオルなどはその場で「たたむ・しまう」作業を完結できます。
機械に任せて人の労力を減らす提案。暮らしをスマート化する電化製品対応プラン
自動でお掃除するロボットや音声操作が可能なスマートスピーカーなど、人手が必要な部分を電化製品が代行してくれる時代になりました。小さな作業や名もなき家事を減らす上で、電化製品は頼もしい味方です。暮らしをスマート化するための提案を具体的に落とし込んでみました。
・スマートホーム化
・ハンズフリーキー
・電動自転車用充電コンセント
・プロジェクター付き照明
・人感センサー
・掃除機・お掃除ロボットコンセントスペース
・扉と棚の有無が選べる収納
例えば、クロゼットやトイレの照明。自動で反応する人感センサーを導入することで手動のスイッチ操作が減り、なおかつ照明を消し忘れるという“小さなストレス”が消えます。
例えば、玄関の扉。ハンズフリーキーを導入することで、眠ってしまった子どもを抱えている時、多くの荷物で両手が塞がっている時などに鍵を取り出さなくていいため、とても役立ちます。また子どもに鍵を持たせる必要がないので、鍵の紛失やセキュリティに対する心配が無くなります。
住まいづくりの段階で、暮らしをスマート化するための基盤を設計する必要があります。特に電化製品の場合は、コンセントの位置や数。プロジェクター付き照明の場合は、壁と引掛けシーリングの位置。進化する電化製品をスムーズに暮らしへ導入できるように、多様な使用シーンを想定して、住まいづくりの設計に反映していきます。
家事のチーム化を叶える住まいづくりの完成編では、子育てファミリーのニーズや困りごとを積み重ね、3つの新提案をカタチにいたしました。家族それぞれが自分らしく、我が家が家族みんなにとって安心できる場所となり、健やかに機能するようにアイデアを反映していきました。
家事のチーム化プロジェクトで生まれたキッチン・洗面化粧台・暮らしのスマート化対応プランは、Brilliaマンションシリーズで順次導入を検討していきます。