まちを知る人に聴く、日吉エリアの暮らし心地とは?
良品計画・東京建物 140名の社員アンケート
Brillia 日吉三丁目は、2023年5月に完成した総戸数42戸の新築マンションです。当プロジェクトは、東急東横線「日吉」駅から徒歩8分の立地で、実物を確認できる建物完成後の販売スタイルを採用しています。“自分らしい自然体の暮らし”をコンセプトに据え、棟内モデルルームでのライフスタイル提案を実現するために、良品計画をインテリアコーディネーターに迎えました。インテリアコーディネートをカタチにするプロセスで、“暮らしと日吉のまち”にまつわる声を集めました。無印良品 日吉東急で日々働く人や、住まいづくりに関わる人のリアルな声をご紹介します。
日吉は“賑やかさと自然環境”のバランスが良い
日吉で暮らす、働くなかで感じるまちの良さや魅力についての声を聴いてみました。日吉は東側に慶応義塾大学や高等学校があり、西側は日吉商店街が放射状に広がっています。武蔵小杉、横浜や渋谷方面へもアクセスが良く、さらに最近開業した東急新横浜線を利用すると新横浜駅まで7分です。
日吉のまちの良いところで多く挙がったのは、「賑やかさ(利便性・アクセス)と住環境(自然・落ち着き・ゆとり)のバランスが良い」という声でした。“ひようら”と呼ばれる商店街が充実しており、手頃な飲食店や休日にランチを楽しめるお店が多いこと。駅前には複合商業施設の日吉東急アベニューや商店街が広がり、駅周辺で日常生活に必要なものは揃うこと。また大学の並木道や矢上川の桜などが街並みの美しさにつながっており、日吉のまちには心が安らぐ“ゆとり”や“あたたかさ”があるようです。
また平日や休日のライフスタイル(過ごし方)に関する声を集めてみました。身体を動かすアクティビティ(ゴルフ・テニス・草野球)やアウトドア(登山・キャンプ)、セルフケアにつながるサウナやヨガ、筋トレ、ジムなどが挙がりました。ウェルビーイングな習慣が定着してきたことがわかります。散歩、カフェめぐり、花を買って飾るという声から、暮らすまちでゆったりと気ままに過ごす“余白”の時間を大切にしていることや、釣りや料理、銭湯など時間を気にせず好きな趣味に“没入”することなど、肩肘をはらない自然体のライフスタイルが見えてきます。
テレワークは週1〜2回へ、住まいの悩みは“収納に関すること”が多い
約3年間のコロナ禍の後、ワークスタイルはどのように変化したのでしょうか。夫婦共に自宅でのテレワークが多かった以前と比較して、オフィスへ通勤する頻度が増えていることが分かります。テレワークの頻度について声を集めたところ、週1回は47名(33%)、週2回は22名(15%)で、合わせて約半数になります。業種や企業にもよりますが、状況に応じてテレワークを選択できる働き方は“働きやすさ”にもつながります。
自宅で快適に仕事をするために工夫した点について、最も多く挙がったことはPCモニターです。ノートパソコンでのデスクワークやオンラインミーティングが長時間続くと、作業効率が落ちて身体の疲労などを含めたパフォーマンスに影響が出るため、デスクトップ型のモニターやデュアルディスプレイを用意したという声が多数挙がりました。また専用のデスク・チェアなどの什器、通信・空調などの設備を工夫したという声のほかに、仕事に集中できるBGMや、ルームフレグランスやグリーン、好きな飲み物など、気持ちの切り替えやモチベーションを高めるための工夫も見られました。また空間に関しては、リビングの一角にワークスペースをつくる派、個室派、ダイニングテーブル派など、家族構成や間取りによって分かれるようです。
また現在の住まいで改善したい点について、最も多く挙がったことは収納です。クロゼット・キッチン・リビングそれぞれの収納について不満があるようです。また住みやすさとダイレクトにつながる生活動線、昨今の光熱費高騰から断熱性やエアコン効率なども挙がりました。家具配置のしづらさは、扉や窓、柱、間取りのカタチ、人の動線が関係します。住まいの空間に必要な要素としてテレワークスペースが増えたことや、子どもの成長による変化(モノ・空間)などから、空間の可変性が求められているのかもしれません。
ダイニングテーブル・ソファ・TVの配置に悩む
最後に、新居へ引越しをする際の困りごとに関する声を聴いてみました。引越しは荷物のパッキングや処分、各種手配などの多くの作業がありますが、新しい場所で理想の暮らしをカタチにする機会とも考えられます。家具レイアウトの悩みを詳細に見ていくと、“大物家具の配置”が多く挙げられました。リビングダイニングを中心とした家具で、“ダイニングテーブル・ソファ・TVボードの配置”に難しさを感じるようです。生活動線や家具の高さ(目線)、手持ち家具とフローリングとの色合わせなどの他に、収納内部のレイアウトも悩みどころ。暮らしが始まる初期設定として家具レイアウトや収納システムを納得いくまで気持ちよく整えたい気持ちが表れています。
今回は、Brillia 日吉三丁目プロジェクトのために声を集めました。日吉のまち、暮らし方、今の住まいの困りごと、理想の暮らしを実現するときの悩み。ひとりひとりの声を聴き、感性やニーズを積み重ねていくプロセスは、大きな共創の輪を描いていくようなもの。当プロジェクトの声が基盤となって、モデルルームにおけるライフスタイル提案に至りました。良品計画と共に創り上げたモデルルームについて、完成までのストーリーをJoint reportsにてご紹介しております。ぜひご覧ください。
関連記事
住むまちとの“つながり”がある暮らしの提案with 良品計画
調査データ
調査概要:日吉や暮らしに関するアンケート
調査対象者:良品計画・東京建物で働くひと
調査期間:2023/1月下旬-2月上旬
有効回答数:140名
年代別比率:20代前半7.8%、20代後半〜30代後半33.5%、40代32.0%、50代24.0%、60代以上2.1%
性別比率:男性69% 女性31%
調査主体:bloomoi/東京建物